かんちゃんの卒業式

去る2021年3月25日、かんちゃんの小学校の卒業式がありました。

かんちゃんの出身の保育園は、同学年がたった二人しかいなかった人数の少ない保育園でした。

そんなかんちゃんにとって小学生になりクラスに34人、そしてそれが3クラスという環境はどんな風に見えていたのでしょうか。

 

コロナウイルスの影響で運動会はなくなり、移動教室(修学旅行)もなくなり、寂しい最終学年でしたが、「思い出プロジェクト」という6年生と先生たちで作り上げる催しごとを企画できたりと、例年にはない少し特別な思い出を作ることができた1年でもありました。

 

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思い出プロジェクト

コロナ禍の最終学年。花形行事が次々と中止や規模の縮小が行われる中、かんちゃんの小学校では先生方と子供たちで企画した思い出プロジェクトを実施していました。

うち一回目は先生方が何とか交渉して下さり江戸東京博物館しながわ水族館をまわる社会科見学のようなもの。

二回目は放課後の学校で遊ぶ企画でした。

 

放課後の学校で遊ぶ企画では、「人狼ごっこ」という遊びを子供たちが企画していました。

人狼陣営の子は逃げ回る村人に気づかれないようにそっと近付き肩に手を触れて合言葉を言う。

すると合言葉を言われた村人陣営の子は牢屋送りになるという内容。

そして面白かったのは、あの逃走中に影響を受けたのか途中で「ミッション」が出され、それをクリアできないとどんどん村人陣営が不利になっていくというルール。

お手伝いに来たお母さんお父さんに協力をしてもらい校庭全体を使ったダイナミックな遊びをよく考えたなぁと感心しちゃいました。

 

そしてみんなが一番心待ちにしていた夜のターン。

日が落ちて暗くなった校舎に灯る教室の照明。

カーテンが締め切られ、何やら怪しい音声が流れる体育館。

校庭全体を使った人狼ごっこの延長戦は、校舎全体を使った「子供たちによる子供たちのための肝試し」。

この日のために各クラスではどこをどう使うのか、どこに誰を配置するのか、なんのアイテムを使うのか。

練りに練られた作戦とともに手の込んだ小道具の多いこと多いこと。

意欲が伝わってきますね……!!

頼りない懐中電灯の明かりを頼りに恐る恐る進んでいく男女4人組。

校舎と待合室にされた不気味な体育館を繋ぐ渡り廊下で待機していたのですが、女子の悲鳴が響いて男子の励ます声が聞こえ、きっとこれは彼らにとって忘れられない記憶になるんだろうなと憂いていました(笑)

 

 

 

 

卒業を祝う会

母が卒業対策委員を務めていたこともあり、私もちょこちょことお手伝いをすることがあったり。

なかでも卒対主催の3月8日の「卒業を祝う会」では、幼少期の頃の写真と6年生になった時の写真のビフォーアフターを見ようというスライド企画では、スライドショー動画の制作全般を担当しました!!

アフターの写真に「今思う一言」を直筆で書いてもらう時にはiPadを持って3日間小学校にお邪魔しました(^^)

今の小学生、もう「アイビスだ!!」と使用アプリを当てに来るくらいデジタルに親しんでいてとても驚いたのもいい記憶…。

3組分のビフォーアフターはもちろんのこと、スライドショーの特典として先程書かせていただいた思い出プロジェクトの写真を組と組の間に盛り込んだ少しだけ手の込んだものにしました!!

卒業を祝う会のラスト、一番盛りあがったのは嬉しいことにこのスライドショーでした。

「誰?」

「誰ちゃんじゃない?」

「ああああ!!!!!」

などなど、男女関係なく大声をあげて楽しんでくれたようでパソコンを操作しながら心の中では激しくガッツポーズを取っていた私です。

 

一言コメントでは、「○○大好き!」が大多数を占め、今大流行の鬼滅の刃に関するコメントが多かったです。

アフターの写真撮影をするのに好きな物を持ってきていいよと言ったらやっぱり鬼滅の漫画やぬいぐるみを抱えてくる子も片手では数え切れないほどいました。

 

そんな中とても印象に残ったのはとあるサッカー少女の一言「見たかった」。

サッカーボールを抱え、ユニフォームに身を包んだ彼女は一体何が見たかったのか編集担当の我が家(かんちゃん以外)ではざわざわと審議が行われていました( ̄∀ ̄)

 

そしてもう一人、とある男子が「顔面を真っ白に塗って赤いラインで何かを書いて」登場。

黒執事の「不死鳥ポーズ」に通ずるポーズをして写真撮影していました。

何も道具を持っていないのにも関わらずなんという存在感の強さ……。

そして一言コメントは……

 

 

 

史上最強のメンタル

 

 

 

えぇ。ふさわしいです。

まさにあなたのような方にピッタリなコメントです^ω^)

 

そんなこんなありまして、保護者の方々からも満足の声を頂くことのできた会を開けました。

卒業対策委員でも初めのうちは「コロナ禍だし、例年やっているスライドショーも技術的にできる人がいないですし、卒業を祝う会の開催はむりなんじゃないでしょうか」という意見もあったそうです。

確かに去年度は企画していたのに企画倒れになってしまったし、忙しい保護者の方々に負担の多くかかってしまうこの会はあんまり気乗りのしないことなのだろうなと察することはできます。

しかし母は卒業を祝う会がやりたくて卒対に入ったようなもの。

やらなくても良いのではないかという意見が出た時には何も言えずに帰ってきて、「スライドショー、作れる……?」と私に相談してきて始まった今回の卒業を祝う会。

私自身も楽しかったですし、喜んでもらえるような企画になって良かったです(≧∇≦)

 

 

 

 

 

卒業式

3月25日曇天の空の下、規模を縮小して令和2年度卒業式が行われました。

会場に入れる人数は2人までだったため、私は門出送りの時の撮影担当です。

 

カメラのいざぶろうf:id:hinata_iroha:20210329173259j:imageと共に向かった校庭。

最後のホームルームを終えた6年生が次々と出てきます。

かんちゃんは表で目立つようなことはあまりやらないタイプだったのてすが、なんと門出送りの最後の最後で代表して言葉を言うメンバーのうちの一人でした。

最後の最後にやってくれたなかんちゃん。

 

たんたんと話し終えて先生方が持つ花のアーチをくぐり抜けた先、

 

 

 

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うん、もう先回りして練習が始まった段階で言ってたもんね。泣いちゃう自信しかないって。

周りを見渡してみても泣いているのはかんちゃんのみ。

かんちゃんは泣き腫らした顔が嫌だったのか写真撮影をとても嫌がっていましたが、周りの女の子や男の子たちに囲まれて校庭を駆け回って芝生に寝転んで、スッカリ楽しんでいました。

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思うようにいかないことが多かった最後の一年間でしたが、思い出プロジェクトも友達もかけがえのない思い出も作ることができたかな。

なんだかんだのらりくらりとしていましたが、最後までキチンと通い続けたかんちゃん。

中学生になったら今までの比にならないほど勉強が難しく思えたり、めんどくさいことが苦手なかんちゃんはきっと先輩後輩の関係苦手になると思うけれど、新しいお友達とも出会いながら成長していってほしいです(◍´꒳`)b

 

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